コーヒーの美味しさや香りは、コーヒーを淹れたときに出るオイルにも依存しています。
しかしペーパーやネルのフィルターはその大切なオイルまでも吸収してしまい、コーヒーが持つ本来の味が損なわれてしまいます。
金属フィルターを使うプレス方式との違い
金属フィルターを使うプレス方式では、コーヒーの大切なオイルが吸収されることはないものの、一度淹れたコーヒーはすぐにカップに移さなければ余計な雑味が出てしまうなど、数あるコーヒーの淹れ方には一長一短がありました。
Natural Drenchはプレス方式と同じく金属フィルターを使いながら、抽出後はフィルターごとコーヒー粉を引き揚げることで、コーヒーの美味しさを保つことができる方法です。
たっぷりと淹れたコーヒーを1日の好きな時間に分けて飲んだり、水とコーヒー豆を入れて水出しコーヒーに挑戦したりと、飲む人のアイデア次第でコーヒーの持つ可能性を無限に広げてくれます。
ナチュラルドレンチを買いにご来店していただいたお客様に使い方の説明をしながら試飲して頂きました。
お客様曰く「種なのにフルーツの味がする」
そう、コーヒー本来の味をストレートに表現すると「果実の風味」がするのです。
ナチュラルドレンチで淹れたコーヒーは、ポットの中で何の要素にも邪魔されず
コーヒーが持つ味わいがストレートに表現されます。
今までに感じることのできなかった素直なコーヒーとの出会いをゆっくりお楽しみ下さい。
ナチュラルドレンチで淹れる【スペシャルティコーヒー】の味の特徴
1. 口あたり
コーヒーの口あたりはクリーミーな口あたりに始まり、シルクのような繊細な口あたりからベルベットのような厚みのある口あたりまで色々です。
コロンビア ビシャファティマの優しい酸味にシルクのような口あたり。
ケニアの豊かなフレーバーに厚みのある口あたり 等々
ぜひその口あたりを感じながら味わってみて下さい。
2. 風味特性
コーヒーには自然から授かった豊かなフレーバーがあります。
ブラジル産のナッツ、ホンジュラスのトロピカルフルーツ、エチオピアの花の香り、インドネシアのアーシー。
コーヒーの色々なフレーバーとの出会いに胸躍ります。
3. 酸味
コーヒーの酸味は柑橘系から甘み厚みの加わったベリー系とさまざまなキャラクターを持っています。
お客様から「酸味のないコーヒーを」とよく言われます。
ですが、コーヒーの持つ上質な酸味はぜひ味わって頂きたいものです。
「酸味がもうひとつ苦手だ」と言われる方も、店内で上質な酸を持つコーヒーを試飲頂くとほとんどの場合「大丈夫。美味しいね」という声が返ってきます。ぜひ一度トライしてみてください。
4. クリーンカップ
コーヒーの味の透明感を評価する、COE(※1)審査基準のひとつです。
スペシャルティコーヒーでは透明感のあることが重要です。クリーンカップの良いコーヒーを作る為には、
栽培・収穫・精選とそれぞれの行程で、手間と気配りが必要です。
ナチュラルドレンチの使い方はとても簡単。
コーヒー豆を4分間お湯にドレンチ(浸す)するだけのシンプルな方法だからこそ、誰もが手軽に扱えて、コーヒーの持つ本来の良さをカップに表現することができるのです。
コーヒーで大切なのは”様式美”ではありません。
老舗喫茶店のマスターがサイフォンやネルドリップでコーヒーを淹れる…そんな姿は優雅で様になりますが、納得のいく飲み方を求めるために誰がどんな淹れ方や楽しみ方を見つけるか、それは自由です。
Natural Drenchは
・コーヒー本来の味をストレートに表現すること
・手軽に使えることでコーヒーを飲む頻度が高くなること
・それにより豆の量などお客様の好みに合ったコーヒーを淹れるための感覚が身につくこと
を目的に、研究と検証を重ねてつくりました。
手軽なNatural Drenchで毎日コーヒーを楽しむことは、
理想のコーヒーにたどり着くための道程でもあるのです。